[アップデート] Amazon CodeCatalyst がエンタープライズ層を導入しました #AWSreInvent
はじめに
re:Invent 2023 現地参加の田中孝明です。
Amazon CodeCatalyst にカスタム ブループリントやプロジェクトのライフサイクル管理などの機能を提供するエンタープライズ層が提供されるようになりました。
カスタムブループリント
カスタムブループリントを使用すると、CodeCatalyst プロジェクトのさまざまな要素(ワークフロー、IaC、アプリケーションコードなど)を定義できます。
カスタムブループリントが更新されると、その変更はプルリクエストの更新としてブループリントを使用するすべてのプロジェクトに反映され、ベストプラクティスがプロジェクト全体に一貫して適用されるようになります。
管理者は、Amazon CodeCatalyst スペース内の各ブループリントをどのプロジェクトが使用しているかを表示でき、プロジェクト全体に適用されているかを可視化できます。
エンタープライズ層について
他のプランとの違いを書き出してみました。
フリー層 | スタンダード層 | エンタープライズ層 | |
---|---|---|---|
月額 | ユーザーあたり月額 0 ドル | ユーザーあたり月額 4 ドル | ユーザーあたり月額 20 ドル |
カスタムブループリント | 使用不可 | 使用不可 | 使用可 |
チーム | 使用可 | 使用可 | 使用可 |
AWS VPC | 使用可 | 使用可 | 使用可 |
事前にプロビジョニングされたコンピューティング | 使用不可 | 使用可 | 使用可 |
ビルド時間 | 2,000 分 | 3,000 分 | 1,500 分 |
開発環境の時間 | 60 時間 | 200 時間 | 160 時間 |
集約開発環境ストレージ | 64 GB | 128 GB | 64 GB |
インスタンスごとに利用可能なストレージの選択 | 16 GB | 16 GB、32 GB、64 GB | 16 GB、32 GB、64 GB |
ソース、パッケージ、添付ファイルのストレージ | 10 GB (スペースあたり) | 50 GB (スペースあたり) | 500 GB (スペースあたり) |
パッケージリクエスト | 10,000 件 | 25,000 件 | 25,000 件 |
集約データ転送出力 | 10 GB / 月 | 10 GB / 月 | 10 GB / 月 |
利用可能なインスタンス (Linux) | 2 vCPU/4 GB | 2 vCPU/4 GB、4 vCPU/8 GB、8 vCPU/16 GB、16 vCPU/32 GB | 2 vCPU/4 GB、4 vCPU/8 GB、8 vCPU/16 GB、16 vCPU/32 GB |
利用可能なインスタンス (Linux、Windows) | 2 vCPU/4 GB (Linux のみ) | 2 vCPU/4 GB (Linux のみ)、4 vCPU/8 GB、8 vCPU/16 GB、16 vCPU/32 GB | 2 vCPU/4 GB (Linux のみ)、4 vCPU/8 GB、8 vCPU/16 GB、16 vCPU/32 GB |
- 利用可能リージョン(デプロイは任意のリージョンに可能)
- 米国西部 (オレゴン)
- ヨーロッパ (アイルランド)
まとめ
規模の大きなプロジェクトの立ち上げや定義の統一により役に立つプランが発表されました。プロジェクトの規模や特性に合わせて選択したいですね。